威嚇

そういえば、総選挙の直前に某国の艦隊が某所に出現したようだ。それだけじゃなくて、8月以降、某国の軍用機が日本の周りを飛び回るようになったらしい。
ねらいは、反某国の人間が党首である某政党を選挙で勝たせるとどういうことになるか分かってんだろうな…というあたりが正解なのかな。
ところが、それを逆なでするのが日本人で、その某政党は前代未聞の大勝利。まったく威嚇になっていなかった。
ていうか、某国は今の日本人に対する理解が足りないのではないか。今の日本人には武力による威嚇は通用しない。そもそも、武力による威嚇がいかなるものか分かっていないので、実際に武力による威嚇をされてもそれが分からないのだ。これも戦後60年に及ぶ平和教育の成果というものだろう。世界に冠たる日本国憲法第9条の「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」との文言をまさにそのまま体現しているのだ。自らがやらないと宣言している以上、他人も当然やらないだろうと思っているということ。
今の日本人には、主権国家間の武力による威嚇、武力行使についてのインフラ的な知識が欠けてしまっている。なので、威嚇が効かない。だからといって武力行使エスカレートした場合、日本人がどんな反応を示すかはよく分からない。ただ、70年前、いや100年前の出来事を考えると、なんとなく見えてくる気がしなくもない…。自分には経験がない。なので歴史に学ぶべきかと。