第3戦 上海

雨という悪いコンディションの中、スズキのロバーツが先頭を走るという意外な展開だったが、わずか4周ほどでマシントラブルでリタイヤ。変わって先頭に立ったのがロッシ。予選6位からいつのまにか順位を上げて、ロバーツのリタイヤで首位に。こういうところが強いんだよな。コンディションに合わせて、結果を残すような走りが出来る。伊達に何度も世界チャンピオンになってないってことだな。結局そのままトップでゴール。
今回の敢闘賞はカワサキにスポットで乗って2位になったオリビエ・ジャックだ。久々に見たのだが、こういう時に鮮烈な印象が残る走りを見せるというのは只者ではない。雨の中、トップを走るロッシとの差をどんどん詰めて見せ場を作る。どこかにシートを用意できればいいと思うのだが、惜しいなぁ。
セテは、ラストラップにチームメイトのメランドリに抜かれて4位。途中で首を振っているシーンがあったから、マシンのどこかに問題があったのかも。ランキングも5位になってしまったが、まだ第3戦だし、MotoGPのポイントは結構なインフレーション・システムなので、あきらめないことが肝心だろう。