屋敷を出るおり聞かずに参った

昔は、かなり落語を聞いた。当時の大御所と言えば、人情話なら圓生、滑稽話なら小さん、怪談なら彦六(八代目正蔵)って感じだったかな。小さんの「粗忽の使者」などは、もう少しで全部しゃべれるくらいまで聞き込んだこともある。
で、気になったのが九代目の正蔵のこと。義兄(だったっけ?)の小朝によれば、かなり集中して勉強したらしいが、正蔵の名を名乗るだけの力量があるかどうか。圓生も小さんも、今のところ名跡を継いでいる者はいない。とは言え、予断はよくないので、とりあえず聞いてみないとね。