闘争

黒猫が郵政公社を訴えたとか。日経の朝刊1面トップですよ。
ま、こんなことは裏でこそこそやらないで、おおっぴらにやった方がいいと思うので、両方とも裁判所を舞台に派手にやってもらえばいい。
ところで、最近の黒猫の動きに違和感を感じていたのだが、今回その理由がはっきりしたように思う。黒猫といえば消費者の利益のために、いわゆる既得権益と癒着した権力と戦うというイメージがあったし、新たなフロンティアを開拓しようとし、それに抵抗する勢力に対して戦うというのもあった。でも、郵政公社に対する一連の対応はどうもこれまでのイメージと違う。どちらかといえば、自らが利益を享受している分野への郵政公社の浸食に対する抵抗だからだ。そういう意味では、これまでの攻撃的なアグレッシブさではなく、守備的な反撃であることが違和感の原因なのだろう。黒猫も大企業病という宿痾にとりつかれるようになったということなのかもしれない。