そういえば

「陸軍良識派の研究」を読み始めて改めて思ったのだが、国家の最高指導者(層)が隣国に対して過激な発言をし、マスコミがそれを大々的に報道し、国民が熱狂する…。これって1930年代の日本と似ているように感じるのは自分だけか。
現在の隣国には軍事行動を起こす実力もなければ勇気もないだろうが、当時の日本には軍事力があり、主権国家の軍事力行使はあって然るべきという時代背景があった。現在の日本が昔に戻らないことは確かだと思うが、ここ4〜5年、乱暴な議論がまかり通っているようで気にはなる。だからといって遠慮することはない。主張すべきことはきちんと主張しないとね。ま、自分に何かできるものでもないことに無力感を感じたりするのも事実なのだが。
とりあえず、読書は続く。