感想

先日タワレコで漁ったCDを聞き始めている。

  • フルトヴェングラーワーグナー、これまではベームのしかCDを持っていなかったので、やはり違いを感じる。例えになるかどうかよく分からないが、バイロイトの第九でも聞かれるように、フルトヴェングラーの演奏は、遅いところはより遅く、早いところはより早くだし、小さいところはより小さく、大きいところはより大きくという感じで、ある意味分かりやすいスタイルかと。1954年から1955年にかけての録音とのことだが、とても聞きやすい。とても自分が生まれる前に記録されたものとは思えない迫力がある。演奏の善し悪しはもちろんあるが、その前提として音質の善し悪しも重要だと考えているので、このCDは合格なり。
  • クナッパーツブッシュワーグナー、これはまた違う。フルトヴェングラーのようなメリハリはあまり感じられない。テンポは遅め。これは特にベームとの違いを感じる。でも、遅いからといって退屈になるようなことはない。緊張感を持って聞けるところは結構よいかも。こちらも古い録音だが、音の良さは十分。何度も聞きたくなる。