USB接続オーディオキャプチャ―ケーブルを使ってみた件について

USB接続オーディオキャプチャ―ケーブルを使ってカセットテープのデジタル化を始めてみて、いろいろと分かったことがあるので、とりあえずメモ。

前提として、取り込んだデータは44.1kHz、16bitのCDクオリティのWAVでオリジナルとして保存。その後、レベル調整、ノイズ除去を行い、必要なものはトラックを分けてm4aで書き出し、iTunesに取り込んでいる。

まずはソースの違い。 AM放送をソースとするものはノイズが多い。特に高音域のノイズが耳につく。ただ、AM放送をソースとするものは、NHKで放送されていたラジオドラマや落語を録音したものがほとんで、Audacityのノイズ除去機能を使って、体感、ノイズは半分ほどになるかなというところ。 FM放送のものは、放送を起因とするノイズを気にする必要はない。CDを音源とするものも同じ。 レコードを音源とするものは、スクラッチノイズが気になるところ。ただ、録音時にそれなりに気を使っていたせいか、それほどスクラッチノイズが気にならないので、そのままにしている。今後気になれば、Audacityに備わっている機能を使ってみるかもしれないという感じ。

次はドルビーNRの違い。 ドルビーNRについては、OFF、B、Cの3パターンある。カセットテープを使っていた頃に、テープの種類とともにドルビーNRについても試行錯誤していた感はあるな。 実際にデータとして取り込んでみると、明らかに違う。ノイズの大きさ(ボリューム)でいうとOFF>B>Cとなる。当たり前か。 聴感上、OFFとBはノイズ除去機能を使いたくなる。一方、Cはほとんどノイズ除去機能は必要ないのではないかと思われる。技術の進歩を感じるところだ(もっとも「今となっては」という感はあるが)。 なので、OFFとBはノイズ除去を行うこととしている。