PowerBook G4が起動しなくなった件について

久々にPowerBook G4を引っ張り出して起動しようとしたのだが、電源ボタンを押しても何の反応もない。 これはまずいと思って調べてみると、内蔵電池が切れると起動しなくなるということが判明した。根本的な解決策は電池交換ということになるのだが、お高くつくらしい。 一方で、緊急避難的な対応もできるようだ。やり方はワイルドそのもの。裏蓋を外して、内蔵電池のコネクタを外しておいて、電源を投入するというもの。早速試してみた。 PowerBook G4の場合、裏蓋を固定するネジは単純なプラスドライバで外せる。バラシに特別な工具を必要とする今とはえらい違いだ。ということで、本体をひっくり返してバッテリを取り出して、ネジを全部外して、裏蓋を外す。ここまでは簡単。 次に、内蔵電池のコネクタにアクセスできないとダメなのだが、この段階では全く見えない。場所はDVDドライブの下なので、DVDドライブを、奥を支点に手前側を持ち上げるようにすると見えてくる。内蔵電池のコネクタはテープで保護されているので、テープをめくり上げるようして、コネクタを外す。狭いスペースなので力を入れるのが難しい。今回は、先の細いラジオペンチを使って作業を行った。 ここで、裏蓋を外したまま電源アダプタを接続して電源ボタンを押すと、無事にMacOS 9.2が起動した。やれやれ。そのままの状態で内蔵電池のコネクタを接続して、裏蓋とバッテリを取り付けて元どおり。 それにしても、旧Mac OSが動くマシンはこれくらいしかないので、そうそう使うものでもないのだが、動かないと困ってしまう。ということで、久々にHarpoonなど起動してみました。本当は、それがやりたかったというだけだったりして。